青赤亭ギョタ郎@下高井戸のブログ

FC東京をこよなく愛し、心から応援するブログ

壁は見えれば越えられるもの

東京の試合が無い一ヶ月は、思いのほか長く、もう飽きてまいりやした。

しかたなく、代表絡みのニュースなんぞにも目を通しておりやす。
そんなわけで、次の記事が目に留まりやした。
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20130608-00000002-footballc-socc

代表でも、東京でも全く同じことが課題として唱えられておりやす。
「決定力不足」。

当該記事では、メッシとクリロナが決定したゴールを分析した結果、
決まるシュートは次の3つに分類できるとしておりやす。

1.GKの予測を上回り、物理的にセーブ不可能なコースへのシュート。
2.GKの予測すら不可能にするシュート。
3.予測も物理的対処も可能だが、反射的にセーブすることが困難なコースへのシュート。

類型1は、どうやってもキーパーが届かない場所へのシュート。
類型2は、DFの股抜きや、視界外からや、フェイントによるシュート。

この2つは、日本人でも多くが決めているシュートになるそうでやんす。
日本人に少ないのが、類型3。

>別段、球速があるわけでもなく、タイミングをずらした形跡もない。
>それでもあっさりとゴールに収まるシュートがいくつも存在した。

>具体的には、GKの顔の横(肩口)、股の間、倒れ込んだ際の脇の下、
>サイドに追い込まれてから頭上を抜けてネットに収まるという、
>一部では「ニア・ハイ」と呼ばれるシュートである。

これをモノにしたら、間違いなく決定力が上がるという提言の記事。

当該記事の指摘ぐらい、既に代表スタッフの頭の中には入ってるかもしれやせんが、
科学的なアプローチによるサッカーの進化の可能性が感じられた記事でやんした。

要は、これから本気でW杯トップレベルを目指していくなら、当該記事のように、
具体的な分析に基くひとつひとつの不足点を補っていくことが必須ってことでやんす。

周りが口で言うのは簡単なことでやんすが、実際に練習する選手達には、
かなり細かくて、レベルの高いスキル取得作業に苦労することになると思いやす。

具体的に乗り越えなければならない壁さえ、はっきりと可視化してあげれば、
きっと日本人選手は、それを乗り越えて行ってくれるはずでやんす。

メキシコの次の高みの風景が、見えてきたような気がいたしやした。