青赤亭ギョタ郎@下高井戸のブログ

FC東京をこよなく愛し、心から応援するブログ

天皇杯に毒づき初め

元旦は、お節で重ねた杯の酔いが丁度醒めてきた頃に始まった、
天皇杯決勝をまったりとTV観戦。

結果は、先日の準決勝前からの遠征に、フル延長後中2日という重い枷が、
選手層の薄い広島にもろに響いた形で、2-0で勝った横浜FMの初優勝。

試合内容のことは、さておき、今回思いっきり実感したことがありやす。

それは中村俊輔が、他の範となるべき日本代表選手には相応しくなく、
今後一切、代表には選出して欲しくない輩だということでやんす。

試合後のインタビューでのコメントが、不愉快の極みでやんした。
→「優勝してうれしかったですけど、リーグ戦のが良かったです。」

全国放送でこんなこと言われたんでは、日本で最も権威と伝統があるカップ戦、
と位置づけているサッカー協会の面目も丸つぶれでやんす。

決勝前に敗退した多くのチームの選手やサポーター達も、
だったら、辞退すりゃいいじゃねえか、と思ったはずに違いありやせん。

もちろん、本音として心の中で勝手に思ってるのは構いやせんが、
優勝者に差し出された全国放送のマイクに向かって言うことじゃありやせん。

サッカー少年のまま、FKを磨くことだけに傾倒して、
大人になることを拒んできた幼稚性が、一番目立つ形で発露いたしやした。

そもそも、いい年して潔く自分の耳を出さず、目に掛かる鬱陶しい前髪が、
大人の社会人としての自覚が無い証拠。

耳を出すのは、嘘を付かない誠実な人間性であることを誓約するもので、
俊輔のような髪型の銀行員には、絶対に虎の子の貯金は預けられやせん。

協会やJリーグの、若手を牽引するリーダーと期待する親心こそが、
Jリーグアウォーズで、優勝もしてないのにMVPに選出した理由でやんす。

ところが、受賞コメントで、MVPは中澤が相応しいなんて言い出す始末。
きっと広島サポは、それなら辞退してヒサトにやれよと不愉快になったはず。

今回の天皇杯後のインタビュー観て、なんとか引き上げようと思った親心も、
全て無駄に終わったと思ったお偉方は多いはずでやんす。

それに引き換え、昨年のフェアプレー賞を見て、自分も取りたいと思った、
と柿谷をして受賞コメントで言わしめたのが、広島のヒサト選手。

まさに、大事なものが次代に受け継がれていく瞬間を目撃したと思いやした。

ヒサトは、試合後、悔しそうなルーキーに声を掛けていた内容を、
インタビュワーに聞かれて、次のように答えておりやす。
→「もちろん、悔しい思いを持つことは素晴らしいことですけど、
  やはり胸を張ってほしい部分もある。リーグのタイトルを獲って、
  天皇杯準優勝という結果は、恥ずかしいことじゃない。
  しっかりと胸を張って、最後は顔を上げて表彰式に臨むこと。
  サポーターに顔を上げた状態であいさつをしなくてはいけない」

リーグ戦最終節で一人で勝手に号泣してるような男に比べ、
なんと大人で、示すべきことを後輩にしっかり示せる立派な男なんでやんしょ。

優勝という結果なんかより、そういったことが一番大事なんだと思いやすよ。