マイブーム/傷だらけの天使

オフの楽しみとなっているBS12の懐かしドラマ。

「ありがとう」が大団円で終ったと思ったら、
今度は、小学生時代の憧れのドラマの放映が始まりやした。

ショーケンの「傷だらけの天使」。

先ず、現代ドラマの緻密な造りと画像の美しさに比べたら、
圧倒的に造りが粗く、絵面が汚いんでやんすよねえ。

でも、比べ物にならないぐらい、力強い。

コードなんて言葉の無い時代のエロスとバイオレンスが、
押さえきれないパワーで噴き出してくる、ど迫力。

アウトローの悲哀に包まれた闇の中にキラリと光る純心。
決して悪なのではなく、あくまで粗野なアウトロー。

やつがれは、同じようなダークサイドでありながら、
ツッパリやヤンキーには全く心が向いたことはありやせん。

子供時分、このドラマで、本物のアウトローのカッコ良さと、
どうしようもないカッコ悪さを見てたからかもしれやせん。

大人の男になることへの憧れと怖さ。

それを教えてくれた、語り尽くせない伝説のドラマでやんす。