君、建国記念日と間違うことなかれ

前から行きたかった、「九段 斑鳩」さんへ。
何でも、聖徳太子の信条にあやかって付けた店名らしいでやんす。

祝日なのでちょいと早めに出かけたんで11時20分頃に着いたんですが、
既に30人位の行列で店に入るまで40分程待ちやした。

スープは､鰹節と昆布の魚介系と、鶏と豚骨の動物系を合わせたＷブレンドの醤油味｡
麺は、中太でちょいちぢれ、硬くはないけど芯はあってスープに馴染む。
煮卵はトロトロ、チャーシューには醤油味が染み、メンマも柔らかで丁寧な仕事。

とにかく、スープが煮干系の魚臭さも、豚骨の獣臭さが全くなてクリーミィー。
甘みにも感じる濃厚なコクがあるけれど、全然しつこくなくてあっさり。

ひとことで言うならば、「中庸の徳」の具現化なのかもしれやせんねえ。

しょっぱさとか、魚介獣系のクセとか、色々と個性を計る尺度を360度で示すと、
普通は星型になるところ、このラーメンは、まんまるになるに違いありやせん。

いやあ、旨いものを頂きやした。

帰途、そのまま九段坂を昇っていくと、靖国神社が凄いにぎわい。

思えば、今日は「建国記念の日」。

愚息もそうでしたが、お若え方の中には、
建国記念日と間違えてる方がおりやすが、日本に建国記念日はありやせん。

アメリカのように独立宣言をして国ができたところは、建国の日が明確ですが、
日本は日本書紀まで遡っても、何月何日に日本ができたとは書かれておりやせん。

なので、神武天皇が即位した日を建国された日として紀元節と名付けて祝日とし、
明治時代に、その日を新暦に当てはめて2月11日と特定したのが始まりでやんす。

つまり、建国されたことを記念する日を、便宜的に何日にするか話し合ったら、
もっともらしいこじつけで2月11日が妥当だろうってことになったわけでやんす。

そんなことを口にだしたら袋叩きに遭いそうな雰囲気の靖国神社の中を歩ってたら、
特攻服に身を包んだお爺ちゃんや海軍将校の服着た方などと普通にすれ違いやした。

なんか異次元ワールドで、恐かったでやんす。

それはそうと、帰ってきて東京のオフィシャル見たら、
練習試合は、1-4で川崎にボロ負けしたようでやんすねえ。

まあ去年も川崎に練習試合で負けた後、城福さんが一喝して、
結果的にはリーグ２試合ほ頂きやしたので、幸先よしといたしやしょうか。