青赤亭ギョタ郎@下高井戸のブログ

FC東京をこよなく愛し、心から応援するブログ

雪の降る街

オフィシャルで塩田が3月中旬に退院との嬉しい報せがありやしたが、
東京の開幕は、今日のように雪がふりかかる中での門出となりやした。

雪の降る街を眺めてたら、昨日が2.26事件の日であることを思い出しやした。

やつがれの通ってた小学校のそばの渋谷税務署の角には、
2.26事件の祈念碑があって、献花の絶えない前を毎日通ってありやした。

死んだ祖母からは、あの日はとんでねない大雪だったとよく聞かされやした。

色々と聞いたんですが、宮部みゆきの「蒲生邸事件」で読んだ光景と、
記憶がミックスされてしまっようでやんす。

なぜか全く目にしているわけがないのに、
大雪の中を青年将校が血気に逸って歩を進める姿が、脳裏に浮かびやす。

悲しい時代でやんした。
忘れてはならない出来事に間違いありやせん。

そういえば高校時代、
面白いことの一つも言ったことのない日本史の先生から、教わったことがありやす。

2.26事件の日、時の蔵相、高橋是清は赤坂の妾宅にしけこんでいたそうでやんす。
そこに乗りこんだ青年将校が、まだ布団の中の裸の高橋是清に言ったそうでやんす。

「高橋、これ着よ。」