ストライカーのプライド

大宮の緑深き杜の美しいスタジアムには、オレンジの彩りが華を添えておりやす。

フレンドリーなリスさん達は、ゴル裏までの全ての垣根を取り払って、
全ての飲食に自由に行き来できる粋な計らいをしてくれやした。

その心意気がうれしいじゃありやせんか、ありがとうアルディージャ！！

試合前にアルディ君が、向こうからスルスルと高速移動してきやした。
なんとセグウェイに乗っての登場。カッコいいねえ。

めちゃくちゃ蒸し暑い中、青赤ゴル裏の応援は迫力なかったが、
ユルネバだけは、しっかりコダマしておりやした。

試合は、3-0の完勝で公式戦８連勝という結果となりやしたが、
最初のうちは、連戦の疲れで選手達は思うように動けやせんでした。

ナオも連弾のプレッシャーに負けずに、果敢にゴール前で仕事をしやすが、
さすがにほんのちょっと最近のキレには足りていないのか、決められやせん。

前半は、大宮がボール支配で上回っていながら、
頼みのドゥドゥには決定的な仕事をさせずに、東京が守りきった感じ。

と思ったら、前半最後に平山の見事なシュートが決まって、
良い雰囲気での折り返しとなりやした。

後半は、東京もボールが廻りだし、
今野とブルノが駆け上がってくるシーンが増えてきて期待感が膨らみやす。

するとＣＫのこぼれ球を、今ちゃんがＧＫとＤＦの位置を確認して、
冷静にいない方向にヘッドで押し込んでくれやした。

素晴らしい。

終了間際、昨年は平山にこう撃つんだと長友が示した同じ場所で、
同じように飛び込んだ長友の前で、平山がスライディングシュート。

ストライカーのプライドを込めたボールが、ネットに突き刺さりやした。

これぞ、ヒ・ラ・ヤ・マ！！

この一週間で、何度ワッショイしたことでやんしょう。

正直、昨夜のように疲れを引きずっているなかで、
これだけの決定力を示すことのできた東京には身震いいたしやす。

さあ、上位グループに追いつきやした。

東京の勢いは、もう止まりやせん。