大きな喜びの後、とても悔しい思いを味わいやした。
その後も、ちょっとした喜びとちょっとした嫌な出来事が毎日続き、
今日も冷たい雨とともに日が暮れていきやす。
今日も冷たい雨とともに日が暮れていきやす。
毎日嬉しいことばかりがあるわけではありやせんが、
明日は必ず嬉しいことがあるはずだと信じて帰途に着くわけでやんす。
明日は必ず嬉しいことがあるはずだと信じて帰途に着くわけでやんす。
そのとき、早く帰ろうと思う原動力になる家での楽しみが、
きっと人それぞれの心の中にあるはずでやんす。
きっと人それぞれの心の中にあるはずでやんす。
風呂、DVD、音楽、TV番組…
やつがれの場合は、今のところそれが金麦というわけでやんす。
金麦と言ったのは、CMから見事に観念付けられてしまったんですが、
それを冷やして早く帰って来いと手を振る嫁の姿が重なるからでやんす。
それを冷やして早く帰って来いと手を振る嫁の姿が重なるからでやんす。
須田氏は、2年前に「金麦妻はファンタジーであって、現代には存在しえないけど、
その幻想をあたかもリアルに、いかにも存在していそうに映像化している。
だから広告クリエイティブとして秀逸なのだ」と書いたそうでやんす。
その幻想をあたかもリアルに、いかにも存在していそうに映像化している。
だから広告クリエイティブとして秀逸なのだ」と書いたそうでやんす。
玉村氏によると、男女共同参画社会を推進するといいながら、いまどきこんな、
女は家庭に閉じこもって夫の帰りを待っていればよいみたいなCMは許しがたい。
「金麦が新しくなってそんなにうれしいのか」、
「うれしいよね」
そう言われて無言でうなずく女性が、シッポを振る犬の姿に重なって見えるのだ。
女は家庭に閉じこもって夫の帰りを待っていればよいみたいなCMは許しがたい。
「金麦が新しくなってそんなにうれしいのか」、
「うれしいよね」
そう言われて無言でうなずく女性が、シッポを振る犬の姿に重なって見えるのだ。
正直、やつがれもこのCMは絶対に女性が大嫌いなCMナンバーワンかと、
思っており、こんな話題を嫁に出すと墓穴を掘るかと思っておりやした。
思っており、こんな話題を嫁に出すと墓穴を掘るかと思っておりやした。
それを聞いて思わず安心いたしやした。
男の壺をくすぐる全てのエッセンスが凝縮した映像マジックに、
見事に嵌ったやつがれの心が見透かされていないことが判ったからでやんす。
見事に嵌ったやつがれの心が見透かされていないことが判ったからでやんす。
そりゃ、男の壺をくすぐる映像なんだから、
女性の目には飛び込まないのが当然っちゃ当然でやんす。
女性の目には飛び込まないのが当然っちゃ当然でやんす。
そんなわけで、今日も金麦の魅惑の幻想に囚われたままの男は、
そろそろ家路に着くといたしやしょう。
そろそろ家路に着くといたしやしょう。