青赤亭ギョタ郎@下高井戸のブログ

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江戸前十割蕎麦@下高井戸

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東京の完敗による傷心を癒すのは、旨いものしかありやせん。
ってんで、昨日は旨いものを探してランチに繰り出しやした。

下高井戸の北、甲州街道に面した喫茶店ぽえむの本部事務所の下に、
青赤っぽい顔した十割蕎麦を出す新店ができてたので、さっそく入店。

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屋号は、「瓢鰻亭 寿庵」さん。

土日しか開店せず、国産の蕎麦粉十割に自家製無添加のつゆに、
売切御免の文字に自信とこだわりが感じられやす。

「ひょうまんてい」は、ヒューマンの当て字だそうでやんすが、
敢えて「飛雄万」としないところが、非凡なセンスなのかも…

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入ってみると、ご主人が一人で切り盛りしてるので、
テーブル席はあれど使わず、カウンター席のみでの接客対応。

カウンター席も、椅子とスペースがゆったりとしていて、
店のキャパの見た目より、ずっとくつろげる感じでやんす。

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経堂から赤堤や松原近辺の旨い店のビールの標準は、ハートランド
まずは、キンキンに冷えたビールで喉をうるおしながら、蕎麦前。

玉子焼きは、さっぱりと醤油が効いてて、まさに江戸前の味。
カウンターの醤油も、小豆島の良い醤油が置いてあります。

蕎麦味噌を口にしたらギアチェンジして、燗酒に移行。
新潟の妻有郷は十日町の旨口の日本酒「天神囃子」が柔らかい。

ただ、燗を目の前の電子レンジでチンするのは、ちょいと興ざめ。
酒呑みには、この店は日本酒を愛してないと思われてしまいやす。

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辛く濃厚な醤油ダレを纏った蕎麦屋の焼鳥は、完全な江戸前仕様。
それをまたすっきりと日本酒で流すのがたまりやせん。

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最後に、メインのせいろを頂きやす。

蕎麦のキラキラ感に胸躍り、何もつけずに一本口にすると、
その清冽な蕎麦の旨みが口に展がりやす。

ツユも甘辛バランスがよく、蕎麦のインパクトを受け止めながら、
濃過ぎて出しゃばることなく、旨い蕎麦を引き立ててくれやす。

本わさびの香りが、旨い蕎麦と出会えた喜びに花を添えてくれやした。

近場に旨い蕎麦屋ができると、嬉しいもんでやんす。