東京の闘い

スポーツに政治は持ち込みたくない性分なんでやんすが、
ことが東京絡みの話なので、ちょいと触れてみたいと思いやす。

先日、夕刊フジが、都知事戦のアンケートに異変が起きてると報じておりやした。

なんでも、ラジオNIKKEIのHP「マーケットプレス」のアンケートで、
「東京都知事にふさわしいのは誰？」と聞いた結果が、クリビツでやんした。

何と、元航空幕僚長の田母神氏が、８割以上の票を集める１位となっているそうな。

どうやら消去法で残るのが、一番日本の現状が分かっていて現実的でマトモという、
評価に落ち着くところの田母神氏らしいでやんす。

舛添氏は、外国人参政権に注力するのも当然、自分で隣国人だと言ってるらしいし、
首相に応援依頼された元嫁の片山氏は、次の二つの問題でNOと言っておりやす。

それは、障害を持つ婚外子の扶養で係争中であることと、
遡れば扶養義務があると思われる自身の親族に生活保護を受けさせていたこと。

細川氏は、５千万円の方をやめさせながら１億円の方を立てるのは筋が通らないし、
そもそも都政に関係ない原発問題を掲げ、さらに東京五輪は辞退すべきと言った方。

結局、石原氏を継ぐ右派ど奔流が残るものの、中韓問題をこじれさす懸念あり。
でもそれは石原氏のときと変わらずで、減点の程度は低いということでやんすな。

正直、全員に何らかの難が付きまといやす。
今となっては、くれるってもんを貰っただけの猪瀬氏が一番まともに思えやす。

やつがれ的に、絶対にありえないのは、細川氏。
原発NOの理念には反対しないし、今と変わらず原発が無い社会になるなら大歓迎。

でも、原発停止は電気代の大幅値上げが必至で、庶民に与える痛みを無視して、
金持ちの熊本の殿様に論じられては、たまりやせん。

仮に月１万円の電気代が２万円になったら、皆さんホントに遣り繰りできやすか？
それでも何とか遣り繰りできたとしても、小規模事業所は絶対に無理でやんす。

大田区辺りにたくさんある、技術的に優れた町工場は、月１０万円の電気代が、
２０万円になったら、とても払えなくなって、みんな倒産するしかありやせん。

そういう庶民的な生活感を無視して自分の理念だけを押し付けたがる輩が、
細川氏の背後にいるから、困るんでやんす。

自分が郵政大臣時代に受けた仕打ちへの遺恨返しで、郵政省を潰した男。
小泉の口車に、また、どれだけたくさんの人が踊らされてるのでしょうかねえ。

郵政民営化で、世の中、良くなったと実感できたことなどひとつもありやせん。
相変わらず、外郭団体はたくさんあって、天下りは横行しておりやす。

挙句の果ては、最近は、ゆうメールの遅配は常態化し、日本郵政の職員は、
年賀ハガキのセールスを押し付けられ、金券ショップに大量に売られてる始末。

やつがれは、50円で全国どこにでもハガキが届くという庶民の味方の通信手段、
郵便は、国が責任持って担保する仕事でなければならないと思っておりやす。

それより、毎年末に派手な衣装で集まって馬鹿騒ぎする集会費用を、
国民から強制的に徴収するNHKこそ、よっぽど民営化して欲しいもんでやんす。

今や、BSで日本全国津々浦々まで電波が届くのでやんすから、
各地方にある時代錯誤も甚だしい膨大な数の放送設備なんか必要ありやせん。

必要最低限の国営ニュースと教育番組を流すチャンネルが確保されていれば、
後は民間に任せれば困る人などありやせんし、低額な税金で賄えやす。

それで困るのは、強制徴収視聴料によって、利権を得ている者だけであって、
一般大衆は浮いたお金で、好きなスカパーと契約できてみんな大喜びでやんす。

自己顕示欲旺盛で、派手な話題の中心に立っていないと済まない方々は、
それに相応しい国政の場のみで騒いでいただきたいと思いやす。

東京には、昔からそこに住んでるネイティブな東京人がたくさんいて、
あくまでローカルな一地方の側面があることを忘れて欲しくありやせん。

東京は、東京をど真ん中に置いて考えられる人に、任せたいもんでやんす。