最近見た、某うどん屋のCM。
某肉体系のタレントが、新商品のうどんを食べながら、新しい意味を国語辞典風に解説したテロップを背景に、「ヤバい」を連発しておりやす。
それを見ながら、これでまた一つの言葉から、本来の意味が消えて行き、下手に本来の意味で使うと、若者には通じなくなる時代が来るな、と落胆しておりやした。
夏休みに、貯まっていた録画をつらつら見ていたら、某バラエティー番組で、拍手喝采したくなるようなシーンが…
某超大物政治家の三世タレントが、評判の高い飲食店で食レポ。
食べて思わず、「ヤバい!」と、叫びやした。
すると間髪入れず、30歳前後の若い店主が、次のように突っ込みやした。
「ヤバくねえよ。うちの店には、ヤバいものなんて置いてないよ。」
「ちゃんと、おいしいものは、おいしいって言おうよ。」
偉いねえ。
若い人でも、きちんと叱ることができる人が居ることに感銘いたしやした。
矢場に足を踏み入れることの危なさからきたという本来の由来を知ってる人は、絶対に良い意味で「ヤバい」なんて使いやせん。
これも、本質を考えない風潮の象徴かもしれやせんな。