青赤亭ギョタ郎@下高井戸のブログ

FC東京をこよなく愛し、心から応援するブログ

性急すぎる秋春制移行の推進

イケメンでなくても、いいタクなりますね。

チョ、待てよ!

 

スポニチの記事から。

www.sponichi.co.jp

 

Jリーグ協会は、サッカー協会のシューキンペイに屈して、

この12月に、秋春制を決定しようとしているようです。

 

十分に議論が尽くされたとは、到底、思えません。

 

まず、雪国問題。

降雪地方の冬季活動は見殺しにするのでしょうか。

 

東北地方複数県共用の屋根付きスタジアムを、

各県と協会で分散出資して建てて、冬季開催を可能にするとか。

 

日本ハムに出ていかれて困っている札幌ドームを、

サッカー専用にして、東北地方クラブと共用するとか。

 

もちろん、各クラブ固有に割り当てられた練習所も必要です。

 

次に、4月-3月の育成世代との学校年度問題。

3月に卒業する選手と、運営期間が全く噛み合いません。

 

卒業して入団する時期は、丁度オフで試合も練習もない可能性あり。

 

割り切ってユースの活動期間を、学校年度に合わせれば、

取り合えず、ユースのシーズン活動を受け口にすることができますが。

 

新卒即戦力の選手達は、それが嫌で直接海外の志向性が高まり、

Jリーグから金の卵が流出するかもしれません。

 

しかも、シーズン開幕を、一番酷暑の8月第1週にするってのは、

選手やサポの健康のことを、何も考えていない証拠。

 

日本の気候を考える頭があったら、7月下旬~8月上旬は避け、

すくなくともお盆明けとするのが、当たり前のことです。

 

金儲け(夏休みの集客up)>ステークホルダーの健康

ということなのですね。

 

要するに、明白な障害とその回避策が示されていないまま、

未知の高い山を越える結論だけ、先に決めようとしているわけです。

 

もう少し、道筋が見えないと無謀としか言いようがありません。

 

雪国クラブを代表して、新潟のクラブ社長が声を上げています。

毎日新聞から。

news.yahoo.co.jp

 

もちろん、降雪シーズンのことは大きな理由ですが、

次のような懸念点も上げておられます。

 

→8月からシーズンが始まるなら6、7月から練習しなければならない。

 選手保護というが、言っていることが矛盾している。

 

→(スタジアムがクラブ専用でない場合、他利用者との日程調整が困難として、)

 地域密着を掲げるクラブにとって、他の団体に迷惑をかける立場になることは、

 屈辱以外の何ものでもない。

 

単に、雪の絶対降らないシーズンに、開催期間を移せば良いでしょ、

って問題ではないのです。

 

サッカー協会と違って、地域密着を掲げているJリーグ協会には、

単なる多数決の論理で押し切ってもらいたくありませんね。

 

頼みますよ、ノノさん。