青赤亭ギョタ郎@下高井戸のブログ

FC東京をこよなく愛し、心から応援するブログ

言葉を喪失した日

3連休の最後、高校サッカー決勝と非常に迷った結果、
ロハで貰ったチケットを無駄にしないため、映画に行く方をチョイスしてしまいやした。

映画は、「地球が静止する日」。
なんでも、1951年の「地球の静止する日」という作品のリメイク版らしいでやんす。

観終わった後の率直な感想をひとことで言えば、ヤラレタ。
しばらく、ほんとにこれで終わりなのかと言葉を失いやした。

基督教世界では馴染みのあるテーマ、
人類に最終審判を下す神、それを単に宇宙人に置き換えているだけの作品でやんす。

創世記やソドムとゴモラの話を知ってるでしょ、だから判るよねと言わんばかりに、
現象の科学的説明やバックボーンなどが一切無視で、仏教国には全く説得力なし。

白人女性と黒人の継子の間に絆が生じたのを見て、全人類を赦す気になりやすかね。
そんな甘い審判じゃ、人類の存亡が掛かったというテーマの重みが消え失せやすぜ。
しかも、黒人の継子が全く可愛くないんだよねえ。だから余計に説得力なし。

最近のこうした作品では、演説のうまい米大統領の存在が欠かせないところ、
それを避難させたと出さない設定も、調味料を入れ忘れた料理のようでやんす。

強いて言えば、環境問題をテーマにしたCGに凝った作品としか言いようがなく、
唯一褒められるのは、スターマンがめちゃくちゃカッコよかったことでやんした。

それはそうと、高校サッカーは、大迫が10Gという新記録を樹立いたしやしたね。

でも優勝したのは、季節はずれのスイカ軍団ということで、
これからのサッカー人生を象徴することにならないよう、頑張りくださいやせ。