青赤亭ギョタ郎@下高井戸のブログ

FC東京をこよなく愛し、心から応援するブログ

謹慎なんて意味が無い

浦和の若頭、喧嘩で同じクラブの後輩に蹴りを入れて、
肩脱臼という大怪我をさせたしまったようでやんすなあ。

この事件に対して、同クラブでは独自に謹慎に処して、
週末の天皇杯、愛媛戦には欠場させるとのこと。

未成年の被害者とその両親は、同じクラブ内のことゆえ、
穏便に済ましたい意向があるらしく、警察沙汰にする気はないようでやんす

ということで、他クラブのことだし、謹慎処分もしたようだし、
もう口出しせずに、本件は一件落着ということで…

としてしまって、ホントにいいんでやんすかねえ。

ボクサーが殴ったり、柔道家が背負い投げくらわしたら、
やられた人が大怪我するのは、容易に予見できるわけでやんす。

なので、その場合、傷害罪を免れたとしても、過失傷害罪では済まされず、
業務上過失傷害罪もしくは重過失傷害罪として裁かれる可能性がありやす。

サッカー選手の人の身体への蹴りは、
ボクサーのパンチと同じぐらいの威力があるのは、誰が見ても明らかでやんす。

ゆえに、今回の事件は法律的に、安全配慮義務を負う者が起こした事件のため、
業務上過失傷害等の犯罪に該当する可能性が非常に高いんでやんす。

検察のように法的に考える力の無い警察は、親告罪である過失傷害としか考えず、
被害者の訴えがなければスルーで、法的論争もなく終わってしまうことでしょう。

それでは、ダメだと思うわけでやんす。
別に、やつがれは浦和の若頭を処罰しろと言いたいわけではありやせん。

もっと、法的意味を深掘して、一般より高い安全配慮義務を負うプロ選手達に、
意図せぬ犯罪者になり得る可能性があることを教えてあげて欲しいんでやんす。

法的に吟味されたら、そんな重い犯罪として裁かれるなんて思わなかった、
なんて、事後のセリフは聞きたくないわけでやんす。

だから、謹慎なんかより、安全配慮義務に関する解説本を読ませて、
レポートを提出させた方が、よっぽど効き目があるはずなんでやんす。

サッカークラブも、そろそろコンプライアンスに関して、
自前で教えられる人材を備えていかねば、後で後悔することになるかもしれやせん。