イノハガコウベのニュースが吹っ飛ぶ大惨事が、海の向こうで起きやした。
エジプトのサッカー場で、試合後にサポーター同士の衝突による暴動が起き、74人が死亡、248人が負傷したとのことでやんす。
侮辱的なダンマクが原因とありやしたが、戦い方を履き違えると大変なことになるわけでやんす。
サポーターなら誰しも、贔屓クラブの勝ちが見たいし、逆に負け試合なんざ、見たくないに決まっておりやす。
もちろん、サポとしては贔屓クラブの勝利を信じてるわけでやんすが、100%勝てるわけじゃありやせん。
負け試合の後、悔しくて悔しくて、喜ぶに沸く相手サポーターと並んでなんか歩きたくありやせん。
一生懸命応援しても報われずに、そんな悔しい思いに打ちひしがれることになるかもしれない…
それでも足を運ぶかどうかの葛藤に打ち勝った者が、スタジアムで声を出して応援するわけでやんす。
悔しい思いをしっかりと呑み込む覚悟を持って腹を括った者が、ゴル裏で飛び跳ねるわけでやんす。
それが、真のサポーターの戦い方というもんでやんす。
ホントに手を出して、バトルファイトするなんざ、勘違いも甚だしい馬鹿者のすることでやんす。
負けて煮えくり返る腹を押さえ込み、見事なゴールにやられたよ、と相手サポに言う。
そのときこそが、真のサポーターとして勝利したと言える瞬間なんだと思いやす。
それが、万国共通のサポーター道というもんでやんす。