青赤亭ギョタ郎@下高井戸のブログ

FC東京をこよなく愛し、心から応援するブログ

日本橋室町の別嬪蕎麦

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昨日は、冬晴れの透明な空の下、息子絡みの所用で東京サポの聖地とも言える、
猿江の深川グランドの近くに出掛けやした。

用事が終わって駅に向かったら、スカイツリーが真正面。
色づいた猿江公園の紅葉の樹々の間を抜け、住吉から三越前へ。

三越前に出た目的は、嫁と息子に、まだ連れて行ったことのなかった、
ある名店の蕎麦の味を教えてあげたかったからでやんす。

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やつがれは、新入社員の頃からの十数年を、神田、日本橋界隈で過ごしやしたので、
蕎麦と言ったら、先ずは、神田のやぶか、まつやでやんす。

その二軒は、既に家族を連れて行ったことがありやす。

その二つの骨太の老舗とはちょっと違って、
色白の別嬪さんのようなお洒落で小粋な蕎麦を出す老舗が、もう一軒ありやす。

それが、「日本橋室町の砂場」さんでやんす。

やつがれの神田時代は、12月28日の仕事納めの日、昼にはもう会社を退けて、
先輩達に付いて行って、室町の砂場の小上がりで飲んでたもんでやんす。

先ずは、板わさと酢の物なんぞで、熱燗を猪口で一杯。
絶品の蕎麦屋の焼鳥と厚焼玉子が来たら、猪口をコップに変えて本気飲み。

そして、でき上がったところで、更科のざるでつるつるっと〆る。

そんな粋な飲み方を教わることができた幸せな時代を思い返しながら、
久しぶりに暖簾をくぐると、変わらぬ花番の姐さんの顔を見つけ、心がほっこり。

老舗らしく、置いてる酒は、菊正宗一本。

菊正宗は、大手メーカーながら、昔から伝承された生酛造りの酒。
焼鳥と玉子の旨さにつられ、あっという間に銚子6本が空いてしまいやした。

最後に楽しむ、更科の大ざるの喉ごし。

見た目も美しい白い蕎麦は、透明感のある清清しさ。
ツユは、老舗らしいカエシの強さが芯となって、甘みと辛みのバランスが絶妙。

蕎麦の旨さを堪能いたしやした。