出社して知りやしたが、昨晩、東海道線で踏切事故があったそうで、その復旧に時間が掛かり、東海道線の通勤者は軒並み遅刻。
噂では、18歳の未成年者が無免許で、歩行者専用の踏切に軽自動車で無理やり進入し、身動きが取れなくなって、その場から逃げ出したのが原因らしいでやんす。
運転手の素性についての噂の信憑性はまだ判りやせんが、余りにも非常識で愚かな行為。
その結果、運転していた本人とその保護者には、おそらく、気の遠くなるような損害賠償が振り掛かってくることに間違いありやせん。
昨年の亀岡の事件もそうでやんすが、とんでもないことをしでかす若者が、これからどんどん増えてくることでしょう。
何故なら、今の日本には、とんでもないことをしでかす前に、それを抑止するような恐い存在が無いからでやんす。
悪い事をした子供にも、人権に配慮して、呆れるくらいに優しい説教を入れる程度。
そりゃ、子供のときに、大人に張っ倒されるような経験が無けりゃ、道を踏み外しっぱなしになる者も増えるに決まってらぁね。
親も、教師も、警官も、誇りを持って怒鳴りつけられる日本人は、もう絶滅寸前でやんす。
やつがれの子供から大人になる過程では、たくさんのコワイ大人が居たもんでやんす。
いたずらして真っ赤な顔で怒鳴り付けるオジサンや、詰まらない嘘をすぐに見抜いてしまうコワイ大人もおりやした。
恐い大人達の目を意識してたことが、やがて、天とかお天道様に昇華されて、人としての道を知っていくことになるわけでやんす。
こんな日本になったのは、女性が恋人の条件として真っ先に口にする、優しい人が好きってのが、原因か、と。
女性の甘言に骨抜きになり、猫も杓子も、優しくなろうとして、本質を忘れた野郎どもが多くなり過ぎやした。
か弱い女性には、うんと優しくしてあげて構いやせんが、叱るべき輩には、しっかり叱れなければいけやせん。
一生掛かっても払い切れない賠償を引き寄せる前に、親として、大人として、コワイ大人になりなくちゃね。