女子柔道の監督が、暴力とかで騒がれてるとは思いやしたが、ニュースをよく見たら、ら指導者としてあるまじき言葉を吐いてたようでやんす。
死ね!
やつがれ世代は、指導者と教え子に信頼関係があれば、引っぱたく程度は許容されても良いと思う方が多数だと思いやす。
言葉も、目上の者が叱る際、時に、馬鹿もん!と怒鳴るぐらいも、全然ありだと思いやす。
でも、指導者はもとより、何人たりとも、「死ね」という人格全否定の言葉を浴びせることは、どうあっても許されることではありやせん。
他にも世の中には、立場上、絶対に言ってはいけない言葉がありやす。
上の息子が小学生時代のこと。
一年間お世話になったある女性の先生の話でやんす。
やんちゃな男子生徒がことのほかお嫌いのようで、男子を叱るときだけ、足で蹴りを入れてくるそうで、みんな痛がってると息子から聞いておりやした。
やつがれとしては、どうせそれぐらい悪いことしてんだろうと、息子の話は聞き流しておりやした。
それからしばらく経って、息子の友達のお母さんから、お宅の息子さんはちゃんと学校に行ってるか、と心配の電話を頂きやした。
聞くと、先生の話を聞かずにふざけてたことに怒った先生が、息子の机と椅子を廊下に出して、「もう明日から学校に来るな」と言い放ったそうでやんす。
幸いにして、父親に似て図太いせいか、息子ひ平気で通ってやしたが、これにはさすがに、やつがれも仰天いたしやした。
そこで、すぐに校長先生にラブレターを認めることとなりやした。
愚息のことゆえ、決して優等生ではなく、先生のお叱りを多々受けるやんちゃ坊主でご迷惑を掛けていることと思いやす。
躾に必要とあらば、頭を二三発ぐらい、引っぱたいていただいても、全く構いやせん。
ですが、義務教育の先生が、「学校に来るな」だけは絶対に言ってはいけない言葉だと思いやす。
不登校の原因を先生自ら作るようでは、何が教育か判りやせん。
二度と他の子にも言わないよう、そして息子に影響の無いよう他の保護者からのチクりだとして、校長先生からご指導願いやす。
その書状を出してすぐに、校長先生直々にお電話があり、責任を持って指導するとのお言葉を頂戴いたしやした。
書状の件は内緒で、ちょっとしてから息子に様子を確認したら、蹴り入れもされなくなったそうでやんす。
かくして、指導力ある校長先生のお陰で、本件は無事に解決したのでやんした。
どんな職業や立場であろうと、本質的に考えれば判るようなNGワードは口にしてはいけやせん。