青赤亭ギョタ郎@下高井戸のブログ

FC東京をこよなく愛し、心から応援するブログ

ヒガミ訴訟

71歳の男性が、放送番組で外国語を使い過ぎるため、内容が理解できずに精神的苦痛を受けたと、NHKを訴えたそうでやんす。

理解が困難として、挙げられているのは、次のような外国語。

リスク、システム、イブニング、ケア、トラブル、コンシェルジュ、アスリート、ディープ、コンプライアンス

例えば、コンプライアンスなんてのは、法令遵守と直訳した狭義の日本語では、伝わり切らない部分が残るので、言い換えようがありやせん。

コンシェルジュは、もともと日本には無かった役職名で、総合的知識と幅広い検索能力で、あらゆる客の照会に適切な回答を提供する係員、なんて日本語で言ってられやせん。

結局は、グローバル化が進む以上、精力的に時代に追い付いていく努力をしない者は、非情にも取り残していくのが世の中の常。

時代の進む早さに着いていけない高齢者の悲哀については、昔から、こう言ったもんでやんす。

老いては、子に従え。

家族に恵まれていれば、下の世代に説明を聞いたりするもんでやんすが、一人で老後を迎えた人は、TVを観ててもヒガミたくもなるもんなんでしょうなあ。

段々、近づきつつあるやつがれとしては、身につまされやす。