青赤亭ギョタ郎@下高井戸のブログ

FC東京をこよなく愛し、心から応援するブログ

あめの日の閑話 参拾九

雨は夜更け過ぎに雪へと変わるだろう…
なんて歌詞を思い起こさせる、雪になる寸前の雨でやんす。

正月に、「〆張鶴の純」を買ってきて以来、
まっとうに作られた純米の日本酒というものにハマっておりやす。

日本酒ってゆーと、すぐに甘口か辛口かって論議になりやすが、
それがやつがれには、さっぱり判らない。

舌の化学受容体で感じるのは、甘味、酸味、塩味、苦味、うま味の五味。

これ以外の、辛味物質の化学的刺激は、舌の化学受容体ではなく、
化学受容体の下の深いところにある神経で刺激を感じるものでやんす。

これは、辛いものは口に入れてすぐに辛いとは感じず、
タイムラグがあってから感じるという経験則とも一致するわけでやんす。

酒の味の説明書きなどで見かける、「ピリっと味覚を刺激させる辛味」とか、
「含んだ際ほのかに辛みを感じる」などというものは、科学的に有り得ません。

となると、そのような表現をしてる人達の感じている辛みとは、
一体どんなものなのか、やつがれには理解できないわけでやんす。

また、甘いというのも、砂糖なんかの甘みなんかは全く感じないわけで、
なんか旨みを勘違いしてそう呼んでるとしか思えやせん。

なので、日本酒についての甘辛問答には、興ざめするわけでやんす。

そんなことはどうでも良く、旨い酒は単に杯が重なるだけのこと。
「梅錦の純米」を手に入れてから、その確信は深まりやした。

今夜は、雪見酒でやんすかねえ。