もうちょいで永かったオフも終わりやす。
昨年のオフは、ラーメン探訪に励みやしたが、
このオフは、美味い日本酒探求に励んで過ごしたような気がいたしやす。
発端は、元旦の「〆張鶴 純」に始まったんでやんすが、
厳冬の時期にしか呑めない火入れなしの生生を口にしてからハマリやした。
ただ、目の玉の飛び出る高い酒を有り難がるのではなく、
ラーメンと同じで、庶民感覚の値ごろ感の中で銘酒を探すのがミソ。
すると、これはひとつの趣味になるわけでやんす。
正月明けから毎週呑んだ日本酒の空き瓶は、10本を超えやした。
オフの終わりを迎えた現時点での、やつがれ的ベストスリーを記しときやす。
NO.3 喜楽長 三方良し 純米吟醸(滋賀県)
辛さ、酸味、旨みのバランスがとても良い。
この生を口にしたことで、日本酒の魅力に引き摺り込まれやした。
NO.2 雪の茅舎 純米吟醸(秋田県)
雪解けの水を思わせる柔らかい口当たりの後、
程よい酸味の挨拶のあと、最後に旨みの余韻がたなびきやす。
NO.1 龍神 播州山田 純米吟醸(群馬県)
口に含むとまず旨みが膨らみ、爽やかな淡い酸味のあと、
喉越しの辛みが姿を現し、驚くほど切れ良く消えていきやす。
ほんとどれも美味いんだよねえ。
まだまだ果てしなく広がる日本酒の世界に眩暈を感じつつも、
新しい楽しみを見つけたオフでやんした。