あめの日の閑話 参

今日も朝から大雨で、憂鬱でやんす。
交通機関も混乱していて、やつがれも普段15分の明大前渋谷間の電車が、
30分近くも掛かる始末で、会社に着いたらヨレヨレのクタクタでやんした。

前にも書きましたが、花粉症の身にとっては雨は救いとなります。
また、雨音は、人の気持ちを落ち着かせる効果があるとも聞きます。
何より、農作物にとっては恵みの雨となり、拙も恩恵を受けるわけです。

てなこたぁ判っちゃいるけど、やっぱり雨は鬱陶しくて嫌いでやんす。

何が嫌いかってゆーと、何か持って手がふさがった状態で歩くのが大嫌いで、
普段から鞄も持ちません。特にあの傘ってゆーのが最大級に嫌いなんでやんす。

傘ってのは、あのでかい矢印のようなキノコのような形のへんてこなシロモノを、
人々が何の疑問も持たずに、毎々雨の日に持ち歩くことが不思議でたまりません。

江戸時代には、蛇の目傘はありやしたが、基本的には三度傘や編み傘のように、
帽子のように頭に被る傘や頭から被る蓑が主流だったんでやんす。
それならば、両の手が自由になって、今よりとても快適なはずでやんす。

じゃ、そうすりゃいいじゃないかと言われればそれまでなんすが、
実際に、三度傘で会社に行ってみようかと本気でシミュレーションしましたが、
電車で多くのスペースを取って周りに迷惑をかける、整髪した髪が台無しになる、
雨を防ぐ範囲が狭くて背広が濡れる、近所で評判の変わり者として有名になる、
など数々のデメリットに、残念ながら踏み出す勇気がありやせんでした。
東京レインコートも、余りに目立ちすぎて同様でやんす。

しかたなく今日も、周りの方々と同じように洋傘で参りやした。

もし、拙と同じように、洋傘を持つのが嫌いな方がいたら、
みんなで三度傘か東京レインコートに鞍替えいたしやせんでしょうか。
同志を10万人ぐらい集めて一斉に始めれば、歴史が変わるかもしれやせん。
同意される方は、是非やつがれにご連絡ください。

それにしてもサッカーってのは、どんな大雨でもプレイするもんでやんして、
選手の方々は、見上げたもんだね屋根屋のフンドシでやんす。

最後になっちゃいましたが、徳永と長友の代表候補選出、おめでとさんでやんす。
羽生さん、今ちゃんと一緒に、怪我しないで帰ってくるんだよ。